世田谷区の家賃相場はどれくらい?一人暮らしと家族向けで比較

世田谷区の家賃相場はどれくらい?一人暮らしと家族向けで比較

世田谷区の家賃相場はどれくらい?一人暮らしと家族向けで比較

世田谷区で部屋を探そうとすると、「思っていたより家賃が高い」と感じる人もいるかもしれません。


三軒茶屋や下北沢、二子玉川など知名度の高い駅がある一方で、千歳烏山、祖師ヶ谷大蔵、喜多見など、場所や条件を少し変えると探し方の幅が広がる地域もあります。


ただし、同じ世田谷区内でも家賃にはかなり差があります。


駅からの距離、築年数、建物の種類、部屋の広さによって変わるため、区全体の平均だけを見て予算を決めるのは少し危険です。


この記事では、2026年9月時点で確認できる不動産情報サイトの公開データをもとに、世田谷区の家賃相場を一人暮らし向けと家族向けに分けて紹介します。


世田谷区の家賃相場の目安


家賃相場は、不動産情報サイトによって数字が異なります。


これは、掲載されている物件の種類、築年数、駅からの距離、集計期間、管理費を含むかどうかなどが違うためです。


アットホームとLIFULL HOME'Sが公開している世田谷区の家賃相場を比べると、次のような範囲になります。


間取り家賃相場の目安
ワンルーム約7.9万円から10.8万円
1K約9.0万円から11.4万円
1DK約10.9万円から14.2万円
1LDK約14.8万円から19.9万円
2K約11.9万円から14.9万円
2DK約15.0万円から16.9万円
2LDK約20.0万円から26.4万円
3K約15.6万円から23.1万円
3DK約18.9万円から26.7万円
3LDK約26.7万円から33.0万円


アットホームは直近3か月の掲載物件をもとに算出しており、LIFULL HOME'Sは駅徒歩10分以内の物件を軸に独自の方法で相場を算出しています。条件が違うため、同じ間取りでも金額に差があります。


この数字は、契約できる家賃の最低額ではありません。築年数や駅からの距離などを調整すれば、相場を下回る物件が見つかることもあります。


反対に、新築、駅近、オートロック、宅配ボックスなどの条件を増やすと、相場を上回りやすくなります。


一人暮らしの家賃は8万円台から11万円台が一つの目安


世田谷区で一人暮らし向けのワンルームや1Kを探す場合、8万円台から11万円台あたりを一つの目安にすると探しやすいでしょう。


ただし、三軒茶屋、下北沢、二子玉川などの人気駅に近く、築年数が新しい物件では、それ以上になることも珍しくありません。


家賃を抑えたい場合は、次のように条件を少しずつ見直す方法があります。


急行停車駅の隣駅を探す
駅徒歩10分以内から15分以内へ広げる
築年数の条件を緩める
マンションだけでなくアパートも見る
ワンルームと1Kの両方を探す
バス・トイレ別を必須にするか考える
オートロック以外の防犯面も確認する
世田谷線沿線や京王線沿線まで広げる


家賃を下げるために駅から離れすぎると、バス代や駐輪場代が必要になる場合があります。


月々の家賃だけでなく、交通費や帰宅時間まで含めて比べることが大切です。


ワンルームと1Kは何が違う?


ワンルームは、居室とキッチンの間に仕切りがない間取りです。


1Kは、居室とキッチンの間にドアなどの仕切りがあります。料理のにおいや冷暖房の効き方を考えると、1Kのほうが暮らしやすいと感じる人もいます。


ただし、同じ1Kでも部屋の広さや収納は物件によって違います。


間取り名だけで判断せず、次の点を確認しましょう。


居室の広さ
収納の大きさ
冷蔵庫置き場
洗濯機置き場
玄関から室内が見えやすいか
ベッドを置いた後に通れるか
室内干しができるか
コンセントの位置


一人暮らしでは、数平方メートルの違いでも使いやすさが変わります。家具を置いた状態を想像しながら内見するとよいでしょう。


1LDKは一人暮らしにも二人暮らしにも選ばれる


世田谷区の1LDKは、公開されている相場データでは約14.8万円から19.9万円が目安です。


仕事部屋を分けたい一人暮らしや、二人暮らしを始める人に選ばれやすい間取りです。


在宅勤務が多い人にとっては、寝室と仕事をする場所を分けられるのが助かります。


一方、1LDKは人気が集まりやすく、駅近や築浅の物件では家賃が高くなります。二人で住む場合は、収納や生活時間の違いも確認しておきましょう。


リビングが広く見えても、廊下やキッチンを含めた表示になっている場合があります。内見では、テーブルやソファを置ける広さが本当にあるかを見ることが大切です。


家族向けの2LDKは20万円前後からが一つの目安


夫婦や子どものいる家庭で選ばれやすい2LDKは、約20.0万円から26.4万円が相場の目安です。


駅から近い築浅マンションでは、さらに高くなる可能性があります。駅から離れた物件や築年数が経過した物件では、相場より低い家賃で見つかることもあります。


2LDKを探すときは、部屋数だけでなく、実際の広さも確認しましょう。


同じ2LDKでも、専有面積や収納量によって生活のしやすさが違います。


子ども部屋を確保できるか
寝室にベッドを置けるか
家族分の収納があるか
ベビーカーを置けるか
洗濯物を干す場所があるか
在宅勤務の場所を作れるか
自転車置き場を利用できるか


家賃を抑えるために2DKを選ぶ方法もあります。


2DKは建築時期がやや古い物件に多く、設備や収納は物件ごとの差が大きくなりますが、部屋を分けやすい点は便利です。


3LDKは30万円前後になる物件も多い


世田谷区の3LDKは、公開データでは約26.7万円から33.0万円が目安です。


子どもが複数いる家庭や、仕事部屋を確保したい家庭には使いやすい間取りですが、家賃の負担は大きくなります。


さらに駐車場を借りる場合は、住居費が増えます。物件によっては駐車場が満車だったり、大きな車が入らなかったりすることもあります。


3LDKにこだわると予算を超えてしまう場合は、次のような探し方もあります。


2LDKで広めの物件を探す
3DKも含める
駅から離れた住宅地を見る
築年数の条件を広げる
マンションだけでなく戸建て賃貸も見る
世田谷区に隣接する調布市や狛江市なども比べる


部屋数を増やすほど、冷暖房費や引っ越し費用も増えやすくなります。


現在必要な広さだけでなく、数年後の家族の生活も考えて選びましょう。


駅によって家賃はどのくらい変わる?


世田谷区内でも、駅によって家賃相場は変わります。


三軒茶屋、下北沢、二子玉川、自由が丘に近い奥沢などは、交通や買い物の利便性が高く、家賃も高めになりやすい地域です。


一方、梅ヶ丘、豪徳寺、千歳烏山、祖師ヶ谷大蔵、喜多見などは、人気駅と比べながら予算に合う物件を探しやすい場合があります。


たとえば、アットホームの公開データでは、梅ヶ丘駅の相場は1Kが約8.5万円、1LDKが約14.1万円、2LDKが約18.3万円となっています。


これに対し、駒沢大学駅では1Kが約9.8万円、1LDKが約16.6万円、2LDKが約22.8万円です。


ただし、相場は掲載中の物件によって変わります。特定の駅がいつも安い、高いと決めつけることはできません。


駅同士を比べるときは、同じ築年数、広さ、徒歩分数など、できるだけ条件をそろえることが大切です。


田園都市線沿線は便利だが家賃と混雑に注意


三軒茶屋、駒沢大学、桜新町、用賀、二子玉川などでは、東急田園都市線を利用できます。


渋谷方面への通勤には便利ですが、駅に近い物件や築浅物件は家賃が高くなりやすい傾向があります。


朝の電車が混みやすいこともあり、便利さだけでなく毎日の通勤負担も考える必要があります。


家賃を抑えたい場合は、世田谷線の駅も利用できる地域や、駅から少し離れた住宅地まで探す方法があります。


ただし、国道246号や首都高速道路に近い物件では、車の音や空気が気になることがあります。窓を閉めた状態と開けた状態の両方で確認しましょう。


小田急線沿線は駅ごとの違いが大きい


下北沢、梅ヶ丘、豪徳寺、経堂、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、成城学園前、喜多見などでは小田急線を利用できます。


下北沢や成城学園前など知名度の高い駅だけでなく、隣の駅まで含めると物件の選択肢が増えます。


駅前の買い物環境を重視するなら経堂や祖師ヶ谷大蔵、落ち着いた住宅地を重視するなら梅丘や豪徳寺、成城周辺などが候補になります。


ただし、急行や各駅停車など、列車の停車状況によって通勤時間が変わります。家賃だけでなく、勤務先までの乗車時間や乗り換えも確認しましょう。


京王線沿線は新宿方面へ通う人が比較しやすい


桜上水、上北沢、八幡山、芦花公園、千歳烏山などでは京王線を利用できます。


新宿方面へ通う人にとっては、世田谷区内で家賃を比べるときの候補になります。


千歳烏山駅周辺は買い物をしやすく、駅から少し離れると住宅地が広がります。


一方、駅や時間帯によって利用できる列車の種類が違います。駅に近い物件でも、乗り換えや待ち時間を含めると通勤時間が長くなることがあります。


踏切や道路の混雑もあるため、朝夕の街の様子を確認しておくと安心です。


家賃を抑えたいなら駅徒歩と築年数を調整する


家賃を抑えるために、最初から希望する街を大きく変える必要はありません。


まずは同じ駅で、次の条件を少しずつ変えて検索してみましょう。


駅徒歩を広げる


徒歩5分以内から10分、15分へ広げると、選択肢が増えることがあります。


ただし、表示される徒歩時間は信号待ちや坂道を十分に反映していない場合があります。実際に歩いて確認しましょう。


築年数を広げる


築年数が経過していても、室内がリフォームされている物件があります。


一方、見た目がきれいでも、断熱、防音、配管などは建物全体の状態に左右されます。室内だけでなく共用部分も見ておきましょう。


マンションとアパートを比較する


アパートはマンションより家賃を抑えやすい場合があります。


ただし、木造や軽量鉄骨の建物では、隣室や上下階の音が気になることがあります。構造だけで判断せず、壁や床の状態、周辺の音を内見で確認しましょう。


急行停車駅の隣駅を見る


人気の高い駅だけに絞らず、一駅隣まで広げる方法があります。


急行に乗れなくても、乗車時間の差がそれほど大きくない場合があります。家賃の差と通勤時間の差を比べてみましょう。


家賃以外に必要な毎月の費用


住居費は、家賃だけではありません。


物件によっては、次の費用が毎月かかります。


管理費や共益費
駐車場代
駐輪場代
インターネット料金
町会費
24時間サポート費用
浄水器などの利用料
保証会社の更新料
火災保険の更新費用


家賃が予算内でも、管理費を加えると上限を超えることがあります。


車を持つ場合は、駐車場代の負担も大きくなります。物件付属の駐車場が安いとは限らないため、周辺の月極駐車場も確認しましょう。


契約時にはまとまった初期費用が必要


賃貸物件を契約するときは、家賃とは別に初期費用が必要です。


主な費用には、次のようなものがあります。


敷金
礼金
前家賃
日割り家賃
仲介手数料
保証会社の利用料
火災保険料
鍵交換費用
クリーニング費用
引っ越し費用


敷金や礼金がない物件でも、別の費用が設定されている場合があります。


契約前には、初期費用の合計が分かる見積書を出してもらいましょう。不要と思うサービスが含まれている場合は、外せるものか確認して構いません。


家賃だけを見て決めず、入居までにいくら必要かを確認することが大切です。


一人暮らしの家賃予算を考えるポイント


家賃は収入の3割程度が目安といわれることがありますが、すべての人に当てはまるわけではありません。


奨学金やローンの返済がある人、医療費がかかる人、趣味や貯蓄を大切にしたい人は、家賃の割合を低めにしたほうが安心です。


一人暮らしでは、家賃のほかに次の費用もかかります。


食費
電気、ガス、水道
スマートフォンやインターネット
日用品
交通費
医療費
保険料
税金
貯蓄
交際費や趣味の費用


給料から家賃を払った後、普段の生活にいくら残るかを考えて予算を決めましょう。


賞与や残業代を家賃の前提にすると、支給が少ない月に苦しくなることがあります。毎月確実に受け取れる収入を中心に考えると安心です。


家族世帯は数年後の生活も考える


家族向け物件では、今の生活だけでなく、数年後に必要となる広さや費用も考えておきましょう。


子どもの成長によって必要な部屋数が変わり、食費や教育費も増えていきます。


家賃が高い物件に無理をして住むと、習い事や貯蓄に使えるお金が少なくなることがあります。


反対に、家賃だけを抑えて駅から遠い物件を選ぶと、送迎や通勤の負担が増えるかもしれません。


家族世帯では、次の項目を合わせて確認しましょう。


保育園や学校までの距離
通勤時間
スーパーや医療機関
駐輪場
車が必要か
子ども部屋
収納
更新後も家賃を払い続けられるか
将来引っ越す可能性


広さ、立地、家賃のすべてを理想どおりにするのは難しいため、何を優先するか家族で話しておくことが大切です。


安い物件で確認したい注意点


相場よりかなり安い物件を見つけたときは、安い理由を確認しましょう。


駅から遠い
築年数が古い
日当たりが少ない
1階や半地下にある
線路や幹線道路に近い
部屋が狭い
収納が少ない
定期借家契約になっている
設備が古い
周辺に坂道が多い


条件に納得できれば、安い物件が悪いわけではありません。


たとえば、日中はほとんど家にいない人なら、日当たりをそれほど重視しないこともあります。車を使わない人なら、駐車場がないことは問題になりません。


自分に必要な条件と、妥協できる条件を分けて考えましょう。


災害リスクも物件ごとに確認する


世田谷区で物件を探すときは、家賃や駅距離だけでなく、洪水や内水氾濫などのリスクも確認しておきましょう。


世田谷区は、多摩川洪水版と内水氾濫・中小河川洪水版のハザードマップを公開しています。


同じ町名でも、場所によって浸水想定は異なります。


1階や半地下の物件を検討するときは、ハザードマップ、建物の入口、避難経路などを確認しておくと安心です。


家賃が安いことだけで決めず、災害時にどのような行動が必要になるかも考えて選びましょう。


まとめ


世田谷区の家賃相場は、ワンルームや1Kで8万円前後から11万円台、1LDKで15万円前後から20万円前後が一つの目安です。


家族向けでは、2LDKが20万円前後から26万円台、3LDKは27万円前後から33万円前後になることがあります。


ただし、相場は掲載物件や集計条件によって大きく変わります。区全体の平均だけでなく、希望する駅、築年数、駅徒歩、専有面積をそろえて比べることが大切です。


家賃を抑えたい場合は、人気駅の隣駅、駅徒歩15分程度、築年数が経過した物件、2DKや3DKなども候補になります。


ただ、安さだけを優先すると、通勤や買い物、冷暖房、防音などで不便を感じることがあります。


毎月無理なく払える金額を決めたうえで、管理費や交通費も含めて比べてみてください。家賃を払った後の生活に少し余裕が残る物件を選ぶことが、世田谷区で長く暮らす安心につながります。


注記


掲載している家賃相場は、2026年9月時点で確認した不動産情報サイトの公開データをもとにした目安です。家賃相場や募集物件は随時変動します。契約前に最新の募集条件、初期費用、更新費用、周辺環境をご確認ください。